特に競馬好きでもない人たちとの会話。
たまたま競馬の話で盛り上がったときに
一人が言った。
「ライスシャワーって人間に殺された馬だよな」
すだちはすかさず
「・・・違う。レース中の事故で・・・」
と言いかけて言葉を失った。
安楽死
たしかに人の手で殺されたに違いない。
京都競馬場で何万もの観衆が見守る中、
テレビの生中継の中、
ライスシャワーは人の手でこの世を去った。
それが大怪我をして立ち上がれずに苦しむ馬を
楽にするための唯一の手段でしかなかったからだ。
粉砕骨折・・・治療する方法は無い。
(追記:JRAの正式発表による診断名は、
「左第一指関節開放脱臼」です。
「粉砕骨折」は記憶違いでした。
お詫びして訂正します 2006/05/17)
しかし、当時のマスコミは
特に競馬サークル外のマスコミにとっては、
そういう概念が希薄だった。
そして、競馬を知らない人たちにとっても・・・
「たかが骨折したからといって、その場で殺すなんて
それが人間のすることか?
せめて治療ぐらいすべきではないか?」
これは当時、大手一般紙の投稿欄に
普通に投稿されたものの要約。
なぜ、安楽死にしなければならなかったのか?
当時のマスコミはそんなことよりも、
GI馬を公衆の面前で安楽死にしたという事実だけを
センセーショナルに報道した。
その結果
「競馬とはなんと酷い世界なのか」
というイメージができてしまった。
当時、ライスシャワーの関係者たちも
世間の多くから非難されたという。
ライスシャワーは
「人に殺された馬」というイメージになってしまったことが
あの頃、とても悔しく感じたものである。
あれから11年・・・

京都競馬場のライスシャワー慰霊碑
慰霊碑は今もなお、人参や花が供えられている。
慰霊碑を撫でたりすがったりする人もいる。
ライスシャワーは「人から愛された馬」だった。
今も愛され続けている。

我が家の家宝「ライスシャワーのパネル」
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